ヘブライ語旧約聖書翻訳研究

ヘブライ語と英語のインターリニア旧約聖書を日本語訳にしています。

創世記30章

創世記30章

創世記30章1節

そして、ラケルは自分がヤコブに子を産まないことを見て、自分の姉をひどくねたんで、ヤコブに言いました。
「私に子供達を与えてください!そうでなければ、私は死にます。」

そして、ラケルは自分がヤコブに子を産まないことを見て{見た時に:カル態未完了形}、自分の姉をひどくねたんで{ピエル態未完了形}、ヤコブに言いました。{カル態未完了形}
「私に子供達{複数形}を与えてください!{カル態命令形}そうでなければ、私は死にます。」{カル態;will}
1 ラケルは自分がヤコブに子を産んでないのを見て、姉を嫉妬し、ヤコブに言いました。「私に子どもを下さい。でなければ、私は死んでしまいます。」
※複数形になっています。

創世記30章2節

そして、ヤコブの怒りはラケルに向かって燃え上がり、彼は言いました。
「あなたから胎の実をとどめている神の代わりの者は私なのですか?」

そして、ヤコブの怒りはラケルに向かって燃え上がり{カル態未完了形}、彼は言いました。{カル態未完了形}
「あなたから胎の実をとどめている{宿らせない・差し控えた;カル態完了形}神{複数形}の代わりの者は私なのですか?」
{保留する定義、保留する:抑制 (2)、妨げる (1)、抑制する (1)、保持する (1)、保持する (2)、保持する (1)、保持する (1)、拒否する (2)、抑制する (2)、拘束する (2)、抑制 (2)、抑制 (1)、抑制 (1)、保留 (8)、保留 (5)、保留 (1)}
2 ヤコブラケルに怒りを燃やして言いました。
「私が神に代わることができようか。おまえの胎内に子を宿らせないのは神なのだ。」

創世記30章3節

そこで、彼女は言いました。
「 ここに私の待女ビルハがいます。彼女のところの中に行ってください!
彼女が私のひざの上に子を産めば、私も彼女によって子をもちたいので子をもてるようになります。」

そこで、彼女は言いました。{カル態未完了形}
「 ここに私の待女ビルハがいます。彼女のところの中に行ってください!{入ってください;カル態命令形}彼女が私のひざの上に子を産めば{カル態未完了形}、私も彼女によって子をもちたいので子をもてるようになります。」{ニフアル態未完了形願望形;may}
3 すると彼女は言いました。「では、私のはしためのビルハがいます。彼女のところに入り、彼女が私のひざの上に子を産むようにしてください。そうすれば私が彼女によって子どもの母になれましょう。」

4 そこで、彼女はそのはしためであるビルハを彼に嫁がせたので、ヤコブは彼女のもとに入りました。
5 ビルハは身ごもって、ヤコブに男の子を産みました。

創世記30章6節

そして、ラケルは言いました。
「 神は私の事を正しく裁いてくださり、また、私の声を聞いてくださり、私に男の子を与えてくださいました。」
それで、彼女はその子の名をダンと名づけました。

そして、ラケルは言いました。{カル態未完了形}
「 神{複数形}は私の事を正しく裁いてくださり{カル態完了形}、また、私の声を聞いてくださり{カル態完了形}、私に男の子を与えてくださいました。」{カル態未完了形}
それで、彼女はその子の名をダンと名づけました。{カル態完了形}
{判断するための:管理(1)、弁護(1)、紛争(1)、判断の実行(1)、統治(1)、裁判官(9)、裁判官(2)、弁論(2)、嘆願(1)、喧嘩(1)、努力(1)、立証(2)、立証(1)}
神はわたしをさばき、わたしの声を聞いて、わたしに男の子をお与えになったので
6 そこでラケルは、「神は私をかばってくださり、私の声を聞き入れて、私に男の子を賜った」と言いました。それゆえ、その子をダンと名づけた。

7 そして、ラケルのはしためのビルハは再び子を宿して、ヤコブに二人目の男の子を産みました。

創世記30章8節 ☆ 要研究

そして、ラケルは言いました。
「 私は神的に強大ないくつもの戦いを姉と戦い、そして、本当に私は勝ちました。」☆
そして、彼女はその子の名をナフタリと名づけました。

そして、ラケルは言いました。{カル態未完了形}
「 私は神的に強大ないくつもの戦いを姉と戦い{ニフアル態完了形}、そして、本当に私は勝ちました。」☆{カル態完了形}
そして、彼女はその子の名をナフタリと名づけました。{カル態未完了形}
{神、神:神(1)、神の存在(1)、非常に(1)、神(2326)、神(45)、神の(14)、女神(2)、敬虔な(1)、神々(204)、偉大な(2)、裁判官(3)、強大な(2)、支配者(1)、神社*(1)}
8 そこでラケルは、「私は姉と死に物狂いの争いをして、ついに勝った」と言って、その子をナフタリと名づけた。
※神的に強大ないくつもの戦いとは?

9 レアは自分が産むことをやめたのを見て、自分のはしためジルパを取り、ヤコブに嫁がせました。
10 レアのはしためジルパはヤコブに男の子を産みました。

創世記30章11節 要研究

レアは言いました。
「幸運が来た!」
そして、彼女はその子の名をガドと名づけました。

レアは言いました。{カル態未完了形}
「幸運{?一部隊?}が来た!」{カル態完了形}
そして、彼女はその子の名をガドと名づけました。{カル態未完了形}
レアは言った、「一隊が来た」と、彼女はその名を「ガド」と呼んだ。
11 レアは、「幸運が来た」と言って、その子をガドと名づけた。

12 レアのはしためジルパはヤコブに二人目の男の子を産みました。
13 レアは言いました。
「私は幸せです! 娘達は私を幸せと呼ぶでしょうから。」
そして、彼女はその子の名をアッシャと名づけました。
13 レアは、「なんとしあわせなこと。女たちは、私をしあわせ者と呼ぶでしょう」と言って、その子をアシェルと名づけた。
14 ルベンは麦の収穫の日に行って、野にマンドレイクを見つけ、それを母レアのもとに持ってきました。そこで、ラケルはレアに言いました。
「あなたの息子のマンドレイクを、どうか私にください!」
15 すると、彼女は言いました。
「あなたが私の夫を取り上げたことは、ささいなことですか。私の息子のマンドレイクも取り上げるのですか。」
すると、ラケルは言いました。
「それゆえ、彼は今夜、あなたの息子のマンドレイクのために、あなたと寝なければなりません。」
16 ヤコブは夕方、畑から帰って来たので、レアは彼を迎えに出て言いました。
「あなたは私のもとに来てください!私は必ず息子のマンドレイクであなたを招く{雇う}のです。」
そして、彼はその夜、彼女と寝ました。
17 神はレアの言う事を聞き入れたので、彼女は身ごもって、ヤコブに五人目の男の子を産みました。

創世記30章18節

レアは言いました。
「私が私の女奴隷を夫に与えたので、神は私に報酬{賃金}を与えてくださったのです。」
そして、彼女はその名をイサカルと名づけました。
わたしが乙女を夫に与えたので、神はわたしを雇ってくださった
18 そこでレアは、「私が、女奴隷を夫に与えたので、神は私に報酬を下さった」と言って、その子をイッサカルと名づけた。

19 レアはまた身ごもって、ヤコブに六番目の男の子を産みました。

創世記30章20節 ☆ 要研究

そして、レアは言いました。
「 神は私に良い持参金を与えてくださいました。☆
私は彼に六人の男の子を産んだので、今、私の夫は私と住むでしょう。」☆

そして、レアは言いました。{カル態未完了形}
「 神{複数形}は私に良い持参金{贈り物・寄付・養育費}を与えてくださいました。☆{カル態完了形}
私は彼に六人の男の子を産んだので{カル態完了形}、今、私の夫は私と住むでしょう。」☆{カル態未完了形}
そして、彼女はその名をゼブルンと名づけました。{カル態未完了形}
20 レアは言いました。
「神は私に良い賜物を下さった。今度こそ夫は私を尊ぶだろう。私は彼に六人の子を産んだのだから。」
そしてその子をゼブルンと名づけた。
※お金に関わる贈り物のようです。

21 そののち、彼女は娘を産んで、その名をディナと名づけました。
22 神はラケルを覚えておられ、彼女に耳を傾けて、その胎を開かれました。

彼女は身ごもって、男の子を産み、「神は私のそしりを取り去ってくださった。」と言いました。
23 彼女はみごもって男の子を産んだ。そして「神は私の汚名を取り去ってくださった」と言って、

創世記30章24節 要研究

そうして、彼女はその子の名をヨセフと名付けて、言いました。
「 主は私にもう一人の子を加えてくださいます。」

そうして、彼女はその子の名をヨセフと名付けて{カル態未完了形}、言いました。{カル態}
「 主は私にもう一人の子を加えてくださいます。」{ヒフイル態未完了形命令形;shall}
24 その子をヨセフと名づけ、「主がもうひとりの子を私に加えてくださるように」と言いました。

創世記30章25節 

そして、ラケルがヨセフを産んだ時、ヤコブはラバンに言いました。
「 私が自分の所と私の国に行きたいので行くことができるように、私をぜひ送り出してください!

そして、ラケルがヨセフを産んだ時{カル態完了形}、ヤコブはラバンに言いました。{カル態未完了形}
「 私が自分の所と私の国に行きたいので行くことができるように{カル態未完了形願望形}、私をぜひ送り出してください!{ピエル態命令形}
25 ラケルがヨセフを産んで後、ヤコブはラバンに言いました。
「私を去らせ、私の故郷の地へ帰らせてください。

創世記30章26節 

私の妻子を私に与えてください!私は妻子のためにあなたに仕えてきました。
そして、私は行きたいので行かせてくださいますように!
私があなたに仕えた奉仕をあなたはご存じです。」

私の妻子を私に与えてください!{カル態命令形}私は妻子{彼ら}のためにあなたに仕えてきました。{カル態完了形}
そして、私は行きたいので行かせてくださいますように!{カル態未完了形願望形;let}
私があなたに仕えた奉仕をあなたはご存じです。」{カル態完了形}
26 私の妻たちや子どもたちを私に与えて行かせてください。私は彼らのためにあなたに仕えてきたのです。あなたに仕えた私の働きはよくご存じです。」

創世記30章27節 要研究

そして、ラバンは彼に言いました。
「もし、私があなたの目の中に好意を見い出すことができるのならば、どうかここにいてください!
あなたのおかげで主は私を熱心に祝福してくださったことを、私は占いによってすでに学んでいました。」

そして、ラバンは彼に言いました。{カル態未完了形}
「もし、私があなたの目の中に好意を見い出すことができるのならば{カル態完了形}、どうかここにいてください!
あなたのおかげで主は私を熱心に祝福してくださったことを{ピエル態未完了形}、私は占いによってすでに学んでいました。{ピエル態完了形}」
27 ラバンは彼に言いました。「もしあなたが私の願いをかなえてくれるなら……。私はあなたのおかげで、主が私を祝福してくださったことを、まじないで知っている。」

創世記30章28節

そして、彼は言いました。
「あなたの賃金を私に申し出てください!私はそれをあなたに支払いたいので支払います。」

そして、彼は言いました。{カル態未完了形}
「あなたの賃金を私に申し出てください!{名前を付けてください;カル態命令形}私はそれをあなたに支払いたいので支払います。」{カル態未完了形願望形;will}
{任命、冒涜、退屈、呪い、表現、穴、名前、ピアス:文字通り(多かれ少なかれ暴力を振るって穴を開ける)または比喩的に(特定、指定、名誉毀損)-任命、冒涜、退屈、呪い、表現、穴、名前、突き刺し、取り消し線}
28 さらに言いました。「あなたの望む報酬を申し出てくれ。私はそれを払おう。」

そこで、ヤコブは彼に言いました。
「あなたは私があなたにどのようにに仕えたか、また、あなたの家畜を私がどのように飼ったかをあなたはご存じです。
29 ヤコブは彼に言いました。
「私がどのようにあなたに仕え、また私がどのようにあなたの家畜を飼ったかは、あなたがよくご存じです。

創世記30章30節

私が来る前にはあなたが持っていたものは少なかったでしたが、今や豊かになり、私がここに来て以来、主はあなたをとても祝福してくださいました。さて、いつ私もまた自分の家を養うことができるのでしょうか?」

私が来る{いくつもの}前にはあなたが持っていたものは少なかったでしたが、今や豊かになり{カル態未完了形}、私がここに来て以来、主はあなたをとても祝福してくださいました。{ピエル態未完了形}さて、いつ私もまた自分の家を養うことができるのでしょうか?」{カル態未完了形;shall}
30 私が来る前には、わずかだったのが、ふえて多くなりました。それは、私の行く先で主があなたを祝福されたからです。いったい、いつになったら私も自分自身の家を持つことができましょう。」
※家を持つかどうかという事より、すでに家を持っていてさらに家を養えるかどうかとゆう事だと思います。

そして、彼は言いました。
「私はあなたに何を与えようか。」
すると、ヤコブは言いました。
「あなたは私に何も与えてはなりません。もし、あなたが私のためにこのことをしてくださるなら、私はあなたの群れを再び飼育したいので飼育し、それを守りたいので守ります。{カル態未完了形願望形}
31 彼は言いました。「何をあなたにあげようか。」ヤコブは言いました。
「何も下さるには及びません。もし次のことを私にしてくださるなら、私は再びあなたの羊の群れを飼って、守りましょう。

創世記30章32節

私は今日、あなたの群れをすべて見回したいので見回させてくださいますように!
羊の中の斑点や黒点のあるもの、そして、山羊の中の斑点や黒点のあるものをすべてそこから取り除き、これらのものが私が雇われていた分の報酬に必ずなります。」

私は今日、あなたの群れをすべて見回したいので見回させてくださいますように!{カル態未完了形願望形;let}
羊の中の斑点や黒点のあるもの、そして、山羊の中の斑点や黒点のあるものをすべてそこから取り除き、これらのものが私の雇っていた分の報酬に必ずなります。」{カル態完了形;shall}
32 私はきょう、あなたの群れをみな見回りましょう。その中から、ぶち毛とまだら毛のもの全部、羊の中では黒毛のもの全部、やぎの中ではまだら毛とぶち毛のものを、取り出してください。そしてそれらを私の報酬としてください。

創世記30章33節

そうすれば,やがて私の義は私のために答えるでしょう。
あなたが私への報酬のものを見に来る時、山羊のうち斑点がなく,羊のうち茶色のものが私とともにあったのならば、それらはあなたの御前で私が盗んだものだとみなされるでしょう。

そうすれば,やがて私の義は私のために答えるでしょう。{カル態完了形;will}
あなたが私への報酬のものを見に来る時、山羊のうち斑点がなく,羊のうち茶色のものが私とともにあったのならば、それらはあなたの御前で私が盗んだものだとみなされるでしょう。{カル態受身形;will}
33 後になってあなたが、私の報酬を見に来られたとき、私の正しさがあなたに証明されますように。やぎの中に、ぶち毛やまだら毛でないものや、羊の中で、黒毛でないものがあれば、それはみな、私が盗んだものとなるのです。」

そこで、ラバンは言いました。
「おぉ!あなたの言葉のとおりになればよい。」{なれ!カル態未完了形命令形}
34 するとラバンは言いました。「そうか。あなたの言うとおりになればいいな。」

そこで、彼はその日、縞模様と斑点のある雌山羊と、斑点と斑点のある雌山羊と、白いものがあるものすべてと、羊の中の暗いものすべてを取り除き、それらを自分の子供達の手に渡しました。
35 ラバンはその日、しま毛とまだら毛のある雄やぎと、ぶち毛とまだら毛の雌やぎ、いずれも身に白いところのあるもの、それに、羊の真っ黒のものを取り出して、自分の息子たちの手に渡した。

そして、彼は自分とヤコブとの間に三日の旅程を置きました。
そして、ヤコブはラバンの残りの羊に餌を与えました。
36 そして、自分とヤコブとの間に三日の道のりの距離をおいた。ヤコブはラバンの残りの群れを飼っていた。

ヤコブはポプラ、アーモンド、プラタナスの木の枝を取り、その中に白い筋をむいて、その枝の中にあった白いところを現わにさせました。
37 ヤコブは、ポプラや、アーモンドや、すずかけの木の若枝を取り、それの白い筋の皮をはいで、その若枝の白いところをむき出しにし、

彼は皮をむいたその棒を、群れが水を飲みに来る水汲み場の溝に、群れにむかって立てたところ、群れは水を飲みに来て、身ごもりました。
38 その皮をはいだ枝を、群れが水を飲みに来る水ため、すなわち水ぶねの中に、群れに差し向かいに置いた。それで群れは水を飲みに来るときに、さかりがついた。

そして、群れはその棒を見て子を宿し、その群れはしま毛のもの、ぶち毛のもの、まだら毛の子を産みました。
39 こうして、群れは枝の前でさかりがついて、しま毛のもの、ぶち毛のもの、まだら毛のものを産んだ。

ヤコブは子羊を分けておき、また群れの顔をラバンの群れの中の縞のあるもの、およびすべての暗いものの方に向けて、自分の群れを分けて置き、ラバンの群れに合わせないようにしました。
40 ヤコブは羊を分けておき、その群れを、ラバンの群れのしま毛のものと、真っ黒いものとに向けておいた。こうして彼は自分自身のために、自分だけの群れをつくって、ラバンの群れといっしょにしなかった。

そして、群れのうち強いものが子を宿すと、ヤコブは樋の中にある群れの目の前に棒を置き、その棒の中に子を宿すようにしました。
41 そのうえ、強いものの群れがさかりがついたときには、いつもヤコブは群れの目の前に向けて、枝を水ぶねの中に置き、枝のところでつがわせた。

しかし、群れが弱くなると、彼はそれを入れなかったので、弱いものはラバンのものとなり、強いものはヤコブのものになりました。
42 しかし、群れが弱いときにはそれを置かなかった。こうして弱いのはラバンのものとなり、強いのはヤコブのものとなった。

このようにして、その人は非常に富み、いくつもの大きな群れを持ち、女の僕達と男の僕達と、らくだたちとろばたちがありました。
43 それで、この人は大いに富み、多くの群れと、男女の奴隷、およびらくだと、ろばとを持つようになった。


1 ラケルは自分がヤコブに子を産んでないのを見て、姉を嫉妬し、ヤコブに言いました。「私に子どもを下さい。でなければ、私は死んでしまいます。」
2 ヤコブラケルに怒りを燃やして言いました。「私が神に代わることができようか。おまえの胎内に子を宿らせないのは神なのだ。」
3 すると彼女は言いました。「では、私のはしためのビルハがいます。彼女のところに入り、彼女が私のひざの上に子を産むようにしてください。そうすれば私が彼女によって子どもの母になれましょう。」
4 ラケルは女奴隷ビルハを彼に妻として与えたので、ヤコブは彼女のところに入った。
5 ビルハはみごもり、ヤコブに男の子を産んだ。
6 そこでラケルは、「神は私をかばってくださり、私の声を聞き入れて、私に男の子を賜った」と言いました。それゆえ、その子をダンと名づけた。
7 ラケルの女奴隷ビルハは、またみごもって、ヤコブに二番目の男の子を産んだ。
8 そこでラケルは、「私は姉と死に物狂いの争いをして、ついに勝った」と言って、その子をナフタリと名づけた。
9 さてレアは自分が子を産まなくなったのを見て、彼女の女奴隷ジルパをとって、ヤコブに妻として与えた。
10 レアの女奴隷ジルパがヤコブに男の子を産んだとき、
11 レアは、「幸運が来た」と言って、その子をガドと名づけた。
12 レアの女奴隷ジルパがヤコブに二番目の男の子を産んだとき、
13 レアは、「なんとしあわせなこと。女たちは、私をしあわせ者と呼ぶでしょう」と言って、その子をアシェルと名づけた。
14 さて、ルベンは麦刈りのころ、野に出て行って、恋なすびを見つけ、それを自分の母レアのところに持って来た。するとラケルはレアに、「どうかあなたの息子の恋なすびを少し私に下さい」と言いました。
15 レアはラケルに言いました。「あなたは私の夫を取っても、まだ足りないのですか。私の息子の恋なすびもまた取り上げようとするのですか。」ラケルは答えた。「では、あなたの息子の恋なすびと引き替えに、今夜、あの人があなたといっしょに寝ればいいでしょう。」
16 夕方になってヤコブが野から帰って来たとき、レアは彼を出迎えて言いました。「私は、私の息子の恋なすびで、あなたをようやく手に入れたのですから、私のところに来なければなりません。」そこでその夜、ヤコブはレアと寝た。
17 神はレアの願いを聞かれたので、彼女はみごもって、ヤコブに五番目の男の子を産んだ。
18 そこでレアは、「私が、女奴隷を夫に与えたので、神は私に報酬を下さった」と言って、その子をイッサカルと名づけた。
19 レアがまたみごもり、ヤコブに六番目の男の子を産んだとき、
20 レアは言いました。「神は私に良い賜物を下さった。今度こそ夫は私を尊ぶだろう。私は彼に六人の子を産んだのだから。」そしてその子をゼブルンと名づけた。
21 その後、レアは女の子を産み、その子をディナと名づけた。
22 神はラケルを覚えておられた。神は彼女の願いを聞き入れて、その胎を開かれた。
23 彼女はみごもって男の子を産んだ。そして「神は私の汚名を取り去ってくださった」と言って、
24 その子をヨセフと名づけ、「主がもうひとりの子を私に加えてくださるように」と言いました。
25 ラケルがヨセフを産んで後、ヤコブはラバンに言いました。「私を去らせ、私の故郷の地へ帰らせてください。
26 私の妻たちや子どもたちを私に与えて行かせてください。私は彼らのためにあなたに仕えてきたのです。あなたに仕えた私の働きはよくご存じです。」
27 ラバンは彼に言いました。「もしあなたが私の願いをかなえてくれるなら……。私はあなたのおかげで、主が私を祝福してくださったことを、まじないで知っている。」
28 さらに言いました。「あなたの望む報酬を申し出てくれ。私はそれを払おう。」
29 ヤコブは彼に言いました。「私がどのようにあなたに仕え、また私がどのようにあなたの家畜を飼ったかは、あなたがよくご存じです。
30 私が来る前には、わずかだったのが、ふえて多くなりました。それは、私の行く先で主があなたを祝福されたからです。いったい、いつになったら私も自分自身の家を持つことができましょう。」
31 彼は言いました。「何をあなたにあげようか。」ヤコブは言いました。「何も下さるには及びません。もし次のことを私にしてくださるなら、私は再びあなたの羊の群れを飼って、守りましょう。
32 私はきょう、あなたの群れをみな見回りましょう。その中から、ぶち毛とまだら毛のもの全部、羊の中では黒毛のもの全部、やぎの中ではまだら毛とぶち毛のものを、取り出してください。そしてそれらを私の報酬としてください。
33 後になってあなたが、私の報酬を見に来られたとき、私の正しさがあなたに証明されますように。やぎの中に、ぶち毛やまだら毛でないものや、羊の中で、黒毛でないものがあれば、それはみな、私が盗んだものとなるのです。」
34 するとラバンは言いました。「そうか。あなたの言うとおりになればいいな。」
35 ラバンはその日、しま毛とまだら毛のある雄やぎと、ぶち毛とまだら毛の雌やぎ、いずれも身に白いところのあるもの、それに、羊の真っ黒のものを取り出して、自分の息子たちの手に渡した。
36 そして、自分とヤコブとの間に三日の道のりの距離をおいた。ヤコブはラバンの残りの群れを飼っていた。
37 ヤコブは、ポプラや、アーモンドや、すずかけの木の若枝を取り、それの白い筋の皮をはいで、その若枝の白いところをむき出しにし、
38 その皮をはいだ枝を、群れが水を飲みに来る水ため、すなわち水ぶねの中に、群れに差し向かいに置いた。それで群れは水を飲みに来るときに、さかりがついた。
39 こうして、群れは枝の前でさかりがついて、しま毛のもの、ぶち毛のもの、まだら毛のものを産んだ。
40 ヤコブは羊を分けておき、その群れを、ラバンの群れのしま毛のものと、真っ黒いものとに向けておいた。こうして彼は自分自身のために、自分だけの群れをつくって、ラバンの群れといっしょにしなかった。
41 そのうえ、強いものの群れがさかりがついたときには、いつもヤコブは群れの目の前に向けて、枝を水ぶねの中に置き、枝のところでつがわせた。
42 しかし、群れが弱いときにはそれを置かなかった。こうして弱いのはラバンのものとなり、強いのはヤコブのものとなった。
43 それで、この人は大いに富み、多くの群れと、男女の奴隷、およびらくだと、ろばとを持つようになった。


And when Rachel saw that she bore Jacob no children, Rachel envied her sister; and she said unto Jacob: 'Give me children, or else I die.'
2 And Jacob's anger was kindled against Rachel; and he said: 'Am I in God's stead, who hath withheld from thee the fruit of the womb?'
3 And she said: 'Behold my maid Bilhah, go in unto her; that she may bear upon my knees, and I also may be builded up through her.'
4 And she gave him Bilhah her handmaid to wife; and Jacob went in unto her.
5 And Bilhah conceived, and bore Jacob a son.
6 And Rachel said: 'God hath judged me, and hath also heard my voice, and hath given me a son.' Therefore called she his name Dan.
7 And Bilhah Rachel's handmaid conceived again, and bore Jacob a second son.
8 And Rachel said: 'With mighty wrestlings have I wrestled with my sister, and have prevailed.' And she called his name Naphtali.
9 When Leah saw that she had left off bearing, she took Zilpah her handmaid, and gave her to Jacob to wife.
10 And Zilpah Leah's handmaid bore Jacob a son.
11 And Leah said: 'Fortune is come!' And she called his name Gad.
12 And Zilpah Leah's handmaid bore Jacob a second son.
13 And Leah said: 'Happy am I! for the daughters will call me happy.' And she called his name Asher.
14 And Reuben went in the days of wheat harvest, and found mandrakes in the field, and brought them unto his mother Leah. Then Rachel said to Leah: 'Give me, I pray thee, of thy son's mandrakes.'
15 And she said unto her: 'Is it a small matter that thou hast taken away my husband? and wouldest thou take away my son's mandrakes also?' And Rachel said: 'Therefore he shall lie with thee to-night for thy son's mandrakes.'
16 And Jacob came from the field in the evening, and Leah went out to meet him, and said: 'Thou must come in unto me; for I have surely hired thee with my son's mandrakes.' And he lay with her that night.
17 And God hearkened unto Leah, and she conceived, and bore Jacob a fifth son.
18 And Leah said: 'God hath given me my hire, because I gave my handmaid to my husband. And she called his name Issachar.
19 And Leah conceived again, and bore a sixth son to Jacob.
20 And Leah said: 'God hath endowed me with a good dowry; now will my husband dwell with me, because I have borne him six sons.' And she called his name Zebulun.
21 And afterwards she bore a daughter, and called her name Dinah.
22 And God remembered Rachel, and God hearkened to her, and opened her womb.
23 And she conceived, and bore a son, and said: 'God hath taken away my reproach.'
24 And she called his name Joseph, saying: 'The LORD add to me another son.'
25 And it came to pass, when Rachel had borne Joseph, that Jacob said unto Laban: 'Send me away, that I may go unto mine own place, and to my country.
26 Give me my wives and my children for whom I have served thee, and let me go; for thou knowest my service wherewith I have served thee.'
27 And Laban said unto him: 'If now I have found favour in thine eyes--I have observed the signs, and the LORD hath blessed me for thy sake.'
28 And he said: 'Appoint me thy wages, and I will give it.'
29 And he said unto him: 'Thou knowest how I have served thee, and how thy cattle have fared with me.
30 For it was little which thou hadst before I came, and it hath increased abundantly; and the LORD hath blessed thee whithersoever I turned. And now when shall I provide for mine own house also?'
31 And he said: 'What shall I give thee?' And Jacob said: 'Thou shalt not give me aught; if thou wilt do this thing for me, I will again feed thy flock and keep it.
32 I will pass through all thy flock to-day, removing from thence every speckled and spotted one, and every dark one among the sheep, and the spotted and speckled among the goats; and of such shall be my hire.
33 So shall my righteousness witness against me hereafter, when thou shalt come to look over my hire that is before thee: every one that is not speckled and spotted among the goats, and dark among the sheep, that if found with me shall be counted stolen.'
34 And Laban said: 'Behold, would it might be according to thy word.'
35 And he removed that day the he-goats that were streaked and spotted, and all the she-goats that were speckled and spotted, every one that had white in it, and all the dark ones among the sheep, and gave them into the hand of his sons.
36 And he set three days' journey betwixt himself and Jacob. And Jacob fed the rest of Laban's flocks.
37 And Jacob took him rods of fresh poplar, and of the almond and of the plane-tree; and peeled white streaks in them, making the white appear which was in the rods.
38 And he set the rods which he had peeled over against the flocks in the gutters in the watering-troughs where the flocks came to drink; and they conceived when they came to drink.
39 And the flocks conceived at the sight of the rods, and the flocks brought forth streaked, speckled, and spotted.
40 And Jacob separated the lambs--he also set the faces of the flocks toward the streaked and all the dark in the flock of Laban--and put his own droves apart, and put them not unto Laban's flock.
41 And it came to pass, whensoever the stronger of the flock did conceive, that Jacob laid the rods before the eyes of the flock in the gutters, that they might conceive among the rods;
42 but when the flock were feeble, he put them not in; so the feebler were Laban's, and the stronger Jacob's.
43 And the man increased exceedingly, and had large flocks, and maid-servants and men-servants, and camels and asses.